知人から依頼があり
『メンタル関連は上がりそうなのに、なぜアドバンテッジリスクマネジメントの株価が下がっているか??』を知りたいということなので原因を調査してみる。
私なりの調べ方をまとめてみました。
まずSBI証券アプリでチャートの動きを確認していくことにする。
週足チャートの値動きを探る
日足だと下記のように最近の値動きはわかります。
しかし、本当はどこから下がっているのかわかりません。
3つの移動平均線はずっと上からきているので、株価はもっと上だった考えられます。そこで、もう少し広い期間を見たいところである。
移動平均線とは
引用:初めてでもわかりやすい用語集/SMBC日興証券より
ある一定期間の価格から平均値を計算し、折れ線グラフで表したものです。
その日を含めた過去何日間(または何週間)かの価格を毎日計算するため、平均値が移動していくことから、移動平均と呼ばれます。
代表的なテクニカルチャートのひとつで、価格の傾向や流れなど、相場の方向性を見る手掛かりとなります。
そこで少し広い期間で把握できる週足チャートを表示させる。
下記を見ていただくとわかると思いますが、日足チャートよりも広い期間の値動きがわかります。
そして21/10/01のライン前から下がり始めているとわかります。
21年10月前後何かニュースを探す。
探し方は、アドバンテッジリスクマネジメントのIR情報を見るのもいいですが、個人的にオススメはKabutanのサイトです。
【おすすめ・Kabutan】で過去のニュースを探る
Kabutanにアクセスします。
証券コードを8769と入れて検索をクリックすると銘柄の基本情報が出てきます。
ニュースを選びます。
下記のように最近のニュースが出てきますが
今回は21年10月前後のニュースが知りたいので、下へスクロールしていくと過去のニュースアーカイブがでてくるので調べたい年月を選ぶ。
それでは実際にニュースを見ていくことにする。
期間は2021年8月~11月あたりを順番に見ていくことにする。
実際に過去のニュースを探る
まず21年8月をクリック。
以下の内容が表示される。
2021年8月材料
材料ニュースをクリックし、ソートされた内容から見ていくことにする。
8月の材料ニュースは3つである。
あきらかに株価が下がりそうな内容が1つある。
一番下の決算だ。経常利益が20年同時期より76%減っているという悲しげなお知らせ。
【実際の株価はどうなっているか確認】
08/06 終値1,155円→ 翌営業日終値1,056円
この決算内容で99円も下落していました。
いかに決算の内容が株価に大きく影響しているのかがわかりました。
2021年9月材料
9月は材料ニュース1つです。
どんな内容か見てみると・・・
9月21日受付で財務省に変更報告書(5%ルール報告書)を提出した。JPモルガン・アセットと共同保有者のアドバンテッジリスクマネジメント株式保有比率が6.48%→6.32%に減少した。
(報告義務発生日は9月15日)
大口が株を売っているので上値が重くなり、株価が下がっていく、さらに変更報告書No.1なのでNo.2,3と続いていく可能性もでてくる。
案の定、追加で報告あったのを見つけました。
【22/03/18ニュース】
義務発生日2022/03/15
保有比率6.32%→5.15% 保有株数889,075
【22/04/20ニュース】
義務発生日2022/04/15
保有比率5.15%→3.93% 保有株数679,175
2021年10月材料
SOMPOホールディングス子会社のウェルネス・コミュニケーションズが、アドバンテッジリスクマネジメント等2社と資本提携したという内容でしたね。
2021年11月材料
株価下落の可能性大の材料ニュースが出ましたね。
決算内容です。赤字転落・・・
【決算後の株価の推移】
21/11/05 終値934円 → 次営業日21/11/08 終値840円
94円下落してますね。この決算はかなりの失望売になったような値動きになっています。
株価下落の原因 まとめ
- 決算がよくないとファンダメンタル信者かの人気がなくなる
- 大口が売り出すと売りが優勢になる傾向がある
- 悪い決算&大口の売りでチャートが悪くなるので、テクニカル信者からの人気もなくなる
23年1月24日時点では390円台とさらに下がっているので引き続き調査をしていく。
とりあえずここまでの内容を知人に報告してみよう。
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析とは?
■ ファンダメンタルズ分析
ファンダメンタルズ分析では、企業の業績や財務状況、開発姿勢などを考慮し将来性を分析します。
株式投資において企業の将来性を考慮するうえで重要視される指標として、PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)、ROE(自己資本利益率)などがあります。こういった指標を活用しつつ、企業の動向を探りながら銘柄を選択していく分析方法が、ファンダメンタルズ分析です。
■ テクニカル分析(チャート分析)
チャート分析とは、値動きの軌跡を示す「チャート」という動くグラフを見ながら、将来の値動きを分析する方法です。「チャート」は縦軸が価格、横軸が時間となっていて、様々な時間軸で分析することで売買タイミングを探ります。この方法はテクニカル分析ともいわれ、これまでに様々な分析手法が考案されてきました。基本的には過去のデータから相場の方向性や売買タイミングを探る方法ですが、リアルタイムの値動きを観察しながら細かい取引ができるので、数秒の取引を何度も繰り返すトレーダーもいます。
引用:みんなのマネ活より抜粋
最後に
株は独学が楽しいです。資料やチャートを読み、自分で考えて行動できるところです。ぜひ皆様の自分の投資哲学が見つけられることを祈っております。
お互いに頑張りましょう!!!!!
コメント
Kabutanはあまり使っていなかったので、これから参考にさせていただきますね。わかりやすい解説ありがとうございました。
自称トレーダー様 コメントありがとうございます。初コメント嬉しいです。このサイトはPCからよりもスマホで見られることが多いですか?
おはようございます。やはり、スマホで見ることが多いですよ。今日も良いトレードができますように。
やはりスマホですね。スマホでも見やすいをモットーにこれからも書いてまいります。