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語りかける中学数学

語りかける中学数学

  • 著者:高橋一雄
  • 出版社:ベレ出版
  • 出版日:2005/0825
  • ISBN:9784860640941

書評

中学数学を“先生の語り”で最初からやり直す独学書。公式暗記より、なぜそうなるかを言葉でほどき、誤答例でつまずきポイントも先回りしてくれる。計算の意味が腑に落ちて苦手意識がほどけ、高校数学や学び直しの土台が一冊で整う。

【どんな本?】
中学数学の全範囲を、講義のような語り口で徹底解説する分厚い独習本。単なる解法暗記ではなく、「理解すべきこと」と「覚えるべきこと」を切り分けながら進むので、途中で置いていかれにくい構成です。

【刺さるポイント】
数学が苦手な人ほど、つまずきの原因は“式”より“意味の取り違え”。本書はそこを言葉で可視化し、「なぜその式になるのか」「何をいま比べているのか」を丁寧に回収していきます。誤答例が多いのも強みで、間違いを恥ではなく“理解の入口”に変えてくれる。

【読みどころ】
独学だと詰まりやすい単元(方程式、関数、図形など)も、読み進めるうちに頭の中で線がつながっていく感覚が出やすい。中学数学を「道具箱」として整理できるので、受験の総復習にも、大人の学び直しにも相性がいいです。

【使いどころ】
おすすめは通読より、弱点単元だけ“声に出して読む”つもりで反復する使い方。解けない問題に当たったら、解法探しの前に「何が分かっていないか」を本文の言葉で言い直す。これだけで再学習の効率が上がります。