大学4年間の統計学が10時間でざっと学べる
- 著者:倉田博史
- 出版社:KADOKAWA
- 出版日:2017/07/28
- ISBN:9784046020000
書評
東大教授の授業をベースに、記述統計→確率分布→推定・検定→回帰→時系列までを10時間で俯瞰。数式は出るが、意味と使いどころを丁寧に追うので「データの見方」が一本の流れでつながる。統計の全体地図を作りたい社会人・文系の学び直しに最適な入門の一冊。
【どんな本?】
統計学を「データを整理して眺める」段階から、「データの背後にある仕組みを仮定する」段階、そして「推定・検定で判断する」段階へと、授業の流れのまま10時間で一気に通す本。記述統計、相関・回帰、確率分布、推定、仮説検定、2群比較、質的データ、時系列までが射程に入る。
【刺さるポイント】
統計が“計算”ではなく“意思決定の言語”だと腑に落ちるところ。たとえば相関と因果を分ける視点、標本から母集団を語るときの不確実性、p値の読み違いなど、実務で転びやすい点を先回りして整理してくれる。
【使い方】
通読で全体像を掴んだら、仕事や関心テーマのデータを1つ選び、「図表で整理→回帰で関係を見る→検定で差を確かめる」までを小さく回す。数式に詰まったら“意味”だけ拾って先に進み、必要になった章へ戻ると効率がいい。
【こんな人に】
統計の用語が点で散らばっている人、データ分析の全工程を俯瞰したい人、教科書に入る前に地図が欲しい人に。
