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大学4年間の金融学が10時間でざっと学べる

大学4年間の金融学が10時間でざっと学べる

  • 著者:植田和男
  • 出版社:KADOKAWA
  • 出版日:2017/07/28
  • ISBN:9784046019585

書評

金融の正体を「現在財↔将来財」「リスク変換」「銀行の役割」から丁寧に積み上げ、後半で資産選択・債券利回り・株価・効率的市場仮説へ接続。さらに金融政策、非伝統的政策、国際金融、危機と規制、フィンテックまで俯瞰できる。ニュースの“金融用語”が一本につながる入門。

【どんな本?】
お金の世界を「金融=お金を必要とする所へ回す仕組み」と捉え、基礎→理論→応用の順で10時間で一気に通す入門書。貨幣の役割、現在財と将来財の交換、リスクの移転、銀行の役割と脆弱性を押さえたうえで、リスクとリターン、資産選択、債券利回り、株価決定、効率的市場仮説へ進む。

【刺さるポイント】
“政策のニュース”と“投資の理屈”が同じ地図に乗るところ。金融政策・非伝統的金融政策、国際金融、金融危機、危機後の規制監督、日本の金融、フィンテックまで一冊で俯瞰でき、用語が点でなく線になる。特に、銀行が社会を支える一方で脆弱にもなり得る、という視点は、危機報道の理解に直結する。

【読み方】
通読後に「金利」「国債」「株価」「量的緩和」など気になるキーワードを3つ選び、関連章へ戻って“因果の流れ”だけを自分の言葉で要約すると定着が速い。

【こんな人に】
金融が苦手で全体像が欲しい人、経済ニュースを理解したい人、ファイナンス理論の入口を作りたい人。