東大の先生!文系の私に超わかりやすく数学を教えてください!
- 著者:西成活裕/郷和貴(聞き手)
- 出版社:かんき出版
- 出版日:2019/01/23
- ISBN:9784761273910
書評
数学が苦手な文系向けに、中学数学を「6日間」で最短復習できる会話形式の一冊。二次方程式を“ラスボス”に据え、関数・図形まで必要部分だけ一直線。読みやすさと腹落ちの速さで、数学コンプレックスをほどいてくれる。
【どんな本?】
“数学アレルギー”の大人が、東大教授の授業を受ける設定で進む、会話(漫才)型のやり直し本。難しい理屈を積み上げるより、「まず何が分かれば前に進めるか」を優先して、中学3年分を最短ルートで再構成している。
【刺さるポイント】
この本がうまいのは、数学を“美しい学問”として語るのではなく、理解の足場を現実的に作るところ。二次方程式を頂点(ラスボス)に置き、そこへ到達するための単元を逆算して学ぶので、学び直しが迷子になりにくい。さらに「なぜ学ぶのか?」から入るため、途中で心が折れやすい人ほど立て直しやすい。
【使いどころ】
仕事で数字やデータに触れる機会が増え、「今さら基礎が不安」になったタイミングに効く。通読して全体像を掴み、苦手単元だけ2周目を回すと、短時間でも自信が戻るタイプの本だ。
【気をつけたい点】
網羅型の教科書ではなく“最短復習”に振っているので、受験レベルの厳密さや演習量は別で補うと安心。とはいえ、再スタートの一冊としては非常に強い。
