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静岡のトリセツ 地図で読み解く初耳秘話

静岡のトリセツ 地図で読み解く初耳秘話

  • 著者:昭文社企画編集室
  • 出版社:昭文社
  • 出版日:2021/02/24
  • ISBN:9784398148124

書評

富士山と駿河湾の“日本一”の理由、浜名湖の正体、伊豆半島ジオパーク、御殿場線や大井川鐵道の背景まで。空撮グラビア+4章構成で、地形・交通・歴史・産業文化を地図と図表でほどく。旅の視点が変わり、地元の景色が急に“読める”ようになる。雑談のネタ帳にもなる一冊。

【どんな本?】
静岡県を「地図で読む」ことで、知っているつもりの土地から“初耳”を掘り起こすご当地トリビア本。地形・交通・歴史・産業文化を軸に、地図や図表を手がかりに「なぜそうなった?」を解いていく構成です。

【刺さるポイント】
このシリーズの強みは、名所紹介ではなく“背景の構造”に踏み込むところ。富士山だけで終わらず、駿河湾の深さや伊豆の成り立ち、浜名湖の分類のややこしさなど、地形が文化・産業・交通に連鎖していく流れが見えてきます。「地図=移動の道具」から「地図=思考のレンズ」へ、見方が切り替わるのが気持ちいい。

【読みどころ】
鉄道や道の“通り方”に、地形や政治の都合が刻まれている点も面白い。御殿場線や大井川鐵道のように、ローカル線の来歴が一気に立体化します。さらに、静岡で動いた歴史(家康・駿府城周辺の話題など)も「土地の配置」から理解でき、観光のパンフ以上に記憶に残る読後感があります。

【こんな人に】
静岡旅行の予習、移住検討、地元の再発見に最適。読み終えたあと、地図アプリを開いて“答え合わせ散歩”をしたくなるタイプの一冊です。