なぜ日本人は、こんなに働いているのにお金持ちになれないのか?――21世紀のつながり資本論

- 著者:渡邉賢太郎
- 出版社:いろは出版
- 出版日:2015/02/04
- ISBN:9784902097795
書評
「努力してるのに貯まらない」原因を、お金の仕組みと“つながり”の作り方から解きほぐす一冊。2年で40カ国を旅し、現地のリアルなマネー感覚を材料に、稼ぐ・守る・増やすの前に必要な視点転換を促す。貧乏マインドの正体を言語化したい人に。
【どんな本?】
「なんで、こんなに頑張っているのにお金が残らないのか?」という素朴な疑問を出発点に、お金の仕組みを“旅”の体験として学んでいく本。著者が世界を回り、各国の現場で見聞きしたマネーの実態を通して、日本人がつまずきやすい前提(お金への感情、働き方、価値の作り方)をほどいていく。
【刺さるポイント】
この本が効くのは、投資テクや節約術の前に「お金との関係性」を整えにくるところ。お金を“汚いもの”のように無意識で避けたり、努力=報酬の直結を信じすぎたりすると、行動がズレる。そこで必要なのが、情報・信用・紹介・協力といった“つながり資本”を増やす視点だと提示する。結果として、稼ぎ方の話が「スキルの話」だけで終わらず、環境の設計(誰と組むか/どこに身を置くか)まで広がる。
【活かし方】
読みながら「自分がお金に抱いている前提」を3つ書き出し、①事実か?②思い込みか?③誰の価値観か?で仕分けすると実用度が上がる。次に、つながり資本として“紹介してくれる人・相談できる人・一緒にやれる人”を棚卸しし、1人増やす行動に落とすと、本の主張が現実に接続する。
【こんな人に】
努力しているのに報われない感覚がある人、収入アップ以前に「お金の捉え方」を整えたい人、学びを人脈・信用・機会へ変える設計を作りたい人に。
