なぜ日本人は、こんなに働いているのにお金持ちになれないのか?
- 著者:渡邉賢太郎
- 出版社:いろは出版
- 出版日:2015-02-14
- ISBN:9784902097795
書評
「なぜ働いても豊かになれないのか?」を、世界40カ国を旅して得た実感から解きほぐす“お金の学び直し”物語。日本人が苦手なお金の仕組みを、歴史・金融・資本主義へと自然に導き、稼ぐ力と同時に「つながり資本」を増やす視点まで持ち帰れる。明日からの行動の種も豊富。
本書は「なぜ日本人は、こんなに働いているのにお金持ちになれないのか?」という疑問を出発点に、著者が“お金を理解するため”に2年かけて40カ国を旅した記録です。旅先で出会う人の稼ぎ方・守り方・お金との距離感を素材に、歴史や金融の基礎へ読者を連れていきます。
数字や専門用語で殴らず、体験談→問い→整理、の順で進むので、「資本主義」「信用」「投資」が生活感のある言葉に変わるのが良さ。各章の入口が物語なので、経済本が苦手でも読み進めやすい作りです。
さらに副題の“つながり資本論”として、収入や資産だけでなく、人脈・信用・情報・助け合いといった見えにくい資本を増やす発想を提示します。お金の不安を、孤立ではなく関係性の設計で軽くしていく視点は、働き方や生き方の再設計にもつながります。
節約術や投資テクよりも、まず“お金の地図”を持つこと。忙しい人は気になる国・エピソードから拾い読みし、最後に全体をつなげる読み方もおすすめです。
