自分のマインドを自在に操る超投資法

- 著者:投資家メンタリストSai
- 出版社:KADOKAWA
- 出版日:2020/11/27
- ISBN:9784046050328
書評
投資で負ける原因は手法よりメンタル。本書は行動経済学・心理学の“心の罠”を具体例で示し、取引記録・過去検証・ルール化で感情を制御する手順を紹介。押し目待ちや損切りの迷いを減らし、継続して勝ち残る土台を作る。FX・株の初心者〜伸び悩み層の“再発防止”に向く。
【どんな本?】
投資家メンタリストSaiが、相場で起きる判断ミスを「心の罠」として整理し、最新のメンタリズム(心理学・行動経済学)で対策を示す一冊。著者自身が1か月で700万円損失を出した体験を材料に、なぜ人は同じ失敗を繰り返すのかを解剖し、勝ち残る条件を“3つの要素”にまとめている。手法よりも、検証・記録・資金管理・ルール遵守といった“負けない運用”に焦点。
【刺さるポイント】
負けパターンを「自信過剰」「損失回避」「追いかけ買い」などの認知バイアスで説明し、第三者視点を持つ訓練や、取引理由を残すログ術へ落とし込む。たとえば「常に誰かに見られていると想像する」など、客観性を作る小技が具体的で、反省が感情論で終わらず改善のチェックリストになる。
【活かし方】
読後は、①売買理由・数量・結果をテンプレで記録 ②週1で“ルール違反”だけ集計 ③2〜3銘柄(通貨)に絞って過去検証、の3点をまず実装。読み返すたびに、相場でブレた瞬間の“立て直し手順”として使える。
【注意点】
売買サインの体系化は薄めなので、具体的手法書と併用が前提。ただ「怖くて動けない/熱くなって飛びつく」を止める土台として、長期投資派にも意外と効く。
