金持ち父さんの子供はみんな天才――親だからできるお金の教育

- 著者:ロバート・キヨサキ/シャロン・レクター
- 出版社:筑摩書房
- 出版日:2002
- ISBN:9784480863423
書評
『金持ち父さん』流の“お金の教育”を親子向けに噛み砕いた一冊。働いて稼ぐだけでなく、資産・ビジネス・投資の考え方を早くから学ぶ重要性を説く。お小遣い、家の中の仕事、会話の仕方まで具体例が多く、家庭で今日から試しやすい。親の価値観も整う一冊。
『金持ち父さんの子供はみんな天才』は、子どもに“お金の読み書き”をどう教えるかを、家庭で実行できる形に落とし込んだ金融教育の入門書だ。学校で学びにくいのは、税金や投資の知識以前に、「お金はどこから来て、どう増え、どう失われるのか」という前提。著者は、給料=労働だけに依存する発想から、資産を持つ・仕組みを作る・数字で判断する姿勢へ、親子の会話を通じて移行させようとする。
本書の良さは、理念を語るだけでなく、お小遣いの扱い方、家の中の“仕事”の与え方、子どもの質問への返し方など、日常の小さな場面を教材にする点だ。親が「ダメ!」で止める代わりに、選択肢と結果を考えさせる。失敗を責めず、観察と改善に変える。こうした態度そのものが、投資のリスク管理にも直結する。
読み終えたら、まずは家計の中に“ミニ会社”を作るつもりで、①収入源を増やす工夫②支出の優先順位③残ったお金の行き先(貯蓄・投資・学び)を、親子で見える化すると効く。お金の話をタブーにせず、将来の選択肢を広げたい家庭に向く一冊。
