マンキュー経済学 II マクロ編
- 著者:N・グレゴリー・マンキュー
- 出版社:東洋経済新報社
- 出版日:2019-09
- ISBN:9784492315200
書評
世界で定番のマクロ経済学テキスト最新版。景気循環・インフレ・失業、金融政策と財政政策、国際マクロ、長期成長までを図と具体例で直感→理屈に整理。政策論争の見取り図もつかめ、ニュースの“金利”“物価”“GDP”が因果で読める土台ができる。独学の地図に最適。
『マンキュー経済学Ⅱ マクロ編(第4版)』は、マクロを「暗記」ではなく“景気の物語”として理解させる世界標準の教科書。GDP、物価、失業といった基本指標から始まり、景気循環、金融政策・財政政策、国際マクロ、長期成長へと、現実の問いに沿って積み上げていく。短期と長期の見分け方、期待が経済を動かす感覚も身につく。図と具体例が多く、直感→理屈の順で腑に落ちるのが強み。
改訂版では世界金融危機後の政策運営や論争も取り込み、なぜ中央銀行がそう動くのか、なぜ財政が議論になるのかを立体的に捉えられる。政策には効果と副作用があり、インフレ・失業・成長のトレードオフをどう考えるかが見える。結果として、ニュースの「利上げ」「インフレ」「景気後退」が、単語ではなく因果で読めるようになる。
独学なら、各章で“問い”を一文で書き、図を自分の言葉で説明してから練習問題に進むのがおすすめ。理解が浅い箇所がすぐ露呈し、復習の焦点が定まる。マクロの背骨を作りたい人の決定版。
