マンキュー経済学Ⅰ ミクロ編(第4版)

- 著者:N・グレゴリー・マンキュー/足立英之、石川城太、小川英治、地主敏樹、中馬宏之、柳川隆(訳)
- 出版社:東洋経済新報社
- 出版日:2019/09/27
- ISBN:9784492315194
書評
ミクロ経済学を「まず一周」する世界的定番。需要供給から市場の失敗、産業組織、労働、市場の厚生、さらに情報・政治・行動経済学の入口までを、図と例で直感的に理解させる。ニュースやビジネスの“価格の理由”が言語化できるようになる教科書。
【どんな本?】
ミクロ経済学の骨格を、需要・供給の基本から政策、企業行動、労働市場、そして発展テーマまで一冊でつなぐ定番テキスト。章立てが体系的で、学部の教科書としてはもちろん、社会人の学び直しにも使える“地図”になっています。
【刺さるポイント】
強みは「わかりやすさ」が“簡単すぎる”ではなく、“見通しが良い”ところ。グラフや具体例で直感を作り、そこから考え方(トレードオフ、インセンティブ、限界思考)へ戻すので、暗記で終わりにくい。価格・税・規制・独占・貿易といった論点が、単発の知識ではなく「市場がどう働くか/どこで歪むか」の枠組みで理解できるのが大きいです。
【活かし方】
通読より、①まず第Ⅰ部で“経済学の物差し”を入れる → ②需要供給(第Ⅱ部)と厚生(第Ⅲ部)で土台を固める → ③自分の関心(企業・労働・格差など)へ枝を伸ばす、が効率的。読みながら「この現象は需要側?供給側?外部性?情報?」とラベル付けすると、現実のニュースが急に整理されます。
