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世界が憧れた日本人の生き方――日本を見初めた外国人36人の言葉

世界が憧れた日本人の生き方――日本を見初めた外国人36人の言葉

  • 著者:天野瀬捺
  • 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 出版日:2016/12/26
  • ISBN:9784799320242

書評

外国人36人の訪日記録から、かつての日本社会が持っていた「親切・平等・教養・自然との共生」を掘り起こす一冊。章立てはシンプルさ、相手尊重、陽気さ、道徳心、もてなし、共存共栄など。美化ではなく、今の暮らしに戻せる小さな作法として読め、読み終えると背筋が伸びる。

【どんな本?】
16世紀以降に日本を訪れた外国人36人の言葉・記録を手がかりに、日本人が当たり前にしてきた美徳を「生き方のヒント」として読み直す本。時代も立場も異なる外部視点が並び、単なる郷愁ではなく“何を取り戻すと暮らしが良くなるか”が立ち上がる。

【刺さるポイント】
親切が日常に溶けている、形式より実質を重んじる、誰もが対等に扱われる――そんな描写は、現代の息苦しさをほどく鏡になる。同時に「少し外れてしまった」という痛みも直視させるのが、この本の誠実さ。理想を掲げるより先に、まず自分の半径数メートルでできることへ落としてくれる。

【読みどころ】
章立ては、シンプルさ/相手尊重/陽気さ/教養/自然と共に/道徳心/もてなし/共存共栄。引用が軽快で、どこから読んでも“今日の行動”に変換しやすい。気分が沈む時の「原点回帰」に向く一冊。