東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法

- 著者:山口真由
- 出版社:PHP研究所
- 出版日:2014/07/01
- ISBN:9784569819303
書評
勉強が続かない原因は“やり方”より“重さ”。本を7回読む(最初は流し読みでOK)ことで、理解を後追いにして脳の抵抗を下げる。トップ層の努力の実態も赤裸々で、やる気より「再現できる手順」が欲しい人に刺さる。
【どんな本?】
東大法学部を首席で卒業し、官僚を経て弁護士として活躍する著者が、自分の学習経験をもとに「勉強を速く・深くするための型」を提示する一冊。核はシンプルで、“本を7回読む”。1回で理解し切ろうとするほど、勉強は重くなって止まる——その心理的抵抗を、読み方の設計で外していく。
【刺さるポイント】
ポイントは「理解はあとでついてくる」と割り切る勇気。最初から精読せず、何度も触れて輪郭→骨格→細部へと解像度を上げる発想は、暗記科目だけでなく、難しいビジネス書や法律文書にも効く。さらに「勉強は楽しいものではない」と言い切った上で、だからこそ“続く手順”を作る、という現実的な態度が良い。根性論ではなく、摩擦を減らす設計図として読める。
【活かし方】
読む前に「7回の目的」を決めると効果が出る。たとえば①見出しだけ拾う②結論だけ探す③例だけ集める…のように役割分担し、各回の負荷を軽くする。勉強が止まりがちな人ほど、“最初の1回を雑にしていい”という許可が、最速のスタートになる。
