バリュー投資家のための「米国株」データ分析
- 著者:ひろめ
- 出版社:技術評論社
- 出版日:2020
- ISBN:9784297110260
書評
米国の優良株を「割安で買う」ために、PER推移などのデータを集めて判断する手順をExcelで解説。配当貴族など優良銘柄の見分け方、割安/割高の基準、配当の二重課税・外国税額控除まで実務的。インデックス一辺倒から一歩進みたい人に最適な入門書。
本書は、米国の優良株を長期で持ちつつ市場平均を上回りたい人に向けた、“データでやるバリュー投資”の手引きです。配当貴族などの優良銘柄群から候補を絞り、PER推移などを取得してグラフ化し、銘柄ごとに「いまは割安か/割高か」を判断する流れをExcelで具体的に示します。勘やSNSの熱量で売買せず、同じ手順を反復できる再現性が強み。加えて、米国株の配当で損しがちな二重課税と外国税額控除、配当金生活に絡む税金・社会保険の論点まで触れ、運用の“地雷”を先回りしてくれます。低リスク志向で、インデックスと比較しながら「優良株を割安で拾う」発想を身につけたい人に向きます。読み終えたら、まず1〜3銘柄でデータ作成を実際に手を動かし、①想定レンジ②買う条件③撤退条件をメモ化すると、本の価値が一気に実務に落ちます。もちろん過去データが未来を保証しない点は前提に、企業の質とバリュエーションを両輪で点検する“道具箱”として使いたい一冊です。
