サラリーマン投資家が10倍株で2.5億円
- 著者:愛鷹
- 出版社:ダイヤモンド社
- 出版日:2022-11-17
- ISBN:9784478114964
書評
テンバガーを「運」ではなく手順に落とす一冊。①業種を絞る②業績を見極める③分散する④長期で握る、の4ステップで再現性を高める。最低単元で買い、ほとんど売らない“ほったらかし”設計は忙しい会社員に相性◎。
本書の魅力は、「10倍株=天才の嗅覚」という神話を崩し、会社員でも回せる“手順”にまで落とし込んでいる点です。著者はテンバガー探しを、①業種を絞る②業績を見極める③分散を心がける④長期で保有する、というシンプルな4ステップに整理。難解な理論よりも、日々の生活の中で継続できる運用を優先します。
さらに特徴的なのが、資産規模が大きくなっても「最低単元」で買う、そして一度買ったらほとんど売らないという姿勢。売買回転で勝負するのではなく、銘柄数を増やしてリスクをならしつつ、伸びる銘柄が出たときに“結果として”大きく取る発想です。忙しくて相場に張り付けない人ほど、ここが現実的な救いになります。
一方で、再現性を上げるカギは「業種」と「業績」の見極めを雑にしないこと。読後は、本の内容をそのまま信じるより、4ステップを自分のチェックリストにして、候補銘柄を機械的にふるいにかけていくのがおすすめです。投資を“当て物”から“仕組み”へ寄せたい人の、使える実践書です。
