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ゼミナール企業価値評価

ゼミナール企業価値評価

  • 著者:伊藤邦雄
  • 出版社:日本経済新聞出版社
  • 出版日:2007/03/23
  • ISBN:9784532132613

書評

会計(財務諸表)×ファイナンス(資本コスト・DCF)×経営戦略を一本につなぎ、日本企業のケースで「企業価値」を算定し、改善へ落とす実践テキスト。分析→評価→創造の流れが明快で、M&AやIR、投資判断の“共通言語”を作りたい人に効く。演習感覚で使える。

【どんな本?】
財務諸表からの分析、ファイナンス理論による定量評価(バリュエーション)、そして企業価値を高める経営の実践までを、日本企業の事例で貫く“総合テキスト”。分析編→評価編→創造編の3部構成で、実際の財務諸表を使った算出例・ケースも入り、会計・財務・経営戦略の3領域を一気通貫で学べる。

【刺さるポイント】
価値評価を「数字遊び」にせず、戦略・資本コスト・市場評価をつなげて語る点。理論を学んでも現場で止まりがちな“どこを変えれば価値が上がるか”まで視界に入るので、経営企画・IR・投資家目線が一段そろう。M&Aや中計の議論でも、言葉が通じる。

【活かし方】
気になる上場企業を1社決め、①事業理解→②3表分析→③WACC仮置き→④簡易DCF→⑤改善仮説、を本書の枠で1枚にまとめる。ここまでやると、読む価値が体験に変わる。

【注意点】
分量は厚め。最初は“枠組み”を掴み、計算は必要章だけ反復する参照型がおすすめ。