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世紀の相場師ジェシー・リバモア

世紀の相場師ジェシー・リバモア

  • 著者:リチャード・スミッテン/藤本 直(訳)
  • 出版社:角川書店
  • 出版日:2001/06/04
  • ISBN:9784047913714

書評

伝説の投機王ジェシー・リバモアの波乱の生涯を追いながら、相場は結局「人間の感情」が支配することを突きつける伝記。破産と復活、1907年・1929年の大相場、資金管理とタイミングの掟まで。巻末の「投資の鉄則」が実戦のチェックリストになる。必読。

【どんな本?】
“伝説の投機王”ジェシー・リバモアの生涯を、14歳で家を出た少年期から、1907年の恐慌、1929年の大暴落、そして晩年まで追う伝記。相場で何度も巨万の富を築き、同じだけ破綻も経験した人物を通して、市場が繰り返す熱狂と恐怖の正体を描く。読み物として面白い一方で、巻末に「投資の鉄則」も収録され、実戦の学びへ接続できる。

【刺さるポイント】
読みどころは、当たり外れの“予想”よりも「タイミング」「資金管理」「感情の制御」が勝敗を決めるというリアル。勝っている時ほど慢心し、負けている時ほど取り返そうとして崩れる――その人間臭さが、現代のSNS相場にもそのまま当てはまる。天才譚として消費するのではなく、破綻のパターンを見抜くことで、自分の売買の事故率を下げられる。

【活かし方】
巻末の鉄則を、①損失限定②利を伸ばす③ポジション量④休む条件、のチェックリストに翻訳。売買ごとに「守れたか」だけ採点し、違反したら枚数を落とす/休むまで決めると効く。

【こんな人に】
トレードに物語や気分が入りやすい人、ルールを作っても守り切れない人。