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株式成功実践論―勝者への道標

株式成功実践論―勝者への道標

  • 著者:林 輝太郎/板垣 浩
  • 出版社:同友館
  • 出版日:1997/03/01
  • ISBN:9784496024467

書評

株で勝つ人と負け続ける人の分岐点は「才能」よりも、正しい筋道を守れるか。本書は、情報や景気論争のノイズから距離を取り、相場を“練習”で上達する技術として捉える。場帖・玉帳のような記録を軸に、検証→修正を積み重ねる人だけが伸びると教える。堅実派向け。

【どんな本?】
株式投資で「成功」と「敗残」を分けるのは、当たりを引く勘や情報量ではなく、売買の基本と“正しい筋道”を守れるか――という問題意識から始まる一冊。取引をめぐる環境、情報や資料との付き合い方、そして勉強と上達の道筋までを、腰を据えて整理していく。章立ても「基本」「環境」「情報と資料」「勉強と上達」と、土台づくりに寄せた構成だ。

【刺さるポイント】
相場を「才能勝負」から「鍛錬で伸びる技術」へ引き戻してくれるところ。派手な必勝法より、ミスの原因を減らす“型”が重要だと繰り返し示唆する。特に、ノイズ(ニュースや相場観合戦)に飲まれるほど判断はブレる、という感覚は今でも刺さる。

【活かし方】
①自分の売買ルールを短く文章化(入る条件/出る条件/例外)②毎回「根拠」と「結果」を1行で残す③月1回、負けだけを見て再発防止のチェックリスト化。これだけで、読後の“正しい筋道”が現場の行動に落ちる。

【こんな人に】
手法迷子、情報過多で疲れている、検証が続かない人。短期の興奮より、長く勝ち残るための基礎体力を作りたい人向け。