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株式成功実践論―勝者への道標

  • 著者:林 輝太郎/板垣 浩
  • 出版社:同友館
  • 出版日:1997
  • ISBN:9784496024467

書評

『株式成功実践論』は、相場で勝つ以前に“正しい筋道”を作るための実践書。場帖・玉帳・資料の扱い、情報との距離感、練習→記録→検証の回し方を具体化する。成功と敗残の分岐点を、日々の手順として落とし込めるのが強み。独学の迷いを減らす良ガイドです。

『株式成功実践論―勝者への道標』は、株で「当てる」よりも「上達して残る」ための地図をくれる本。著者は、成功と敗残の分岐点は才能より“筋道”にあるとし、相場観を鍛える前に、資料の集め方・見方、情報との付き合い方、練習と検証の型づくりを優先させます。構成も「株式売買の基本」「取引をめぐる環境」「情報と資料」「勉強と上達」と、土台→周辺条件→データ→学習法へと順に積み上がる。

値動きの理由探しに溺れがちな人に、まず手元の記録を整え、同じ失敗を再現できる形で潰していく姿勢を教えるのが渋い。さらに「努力が実るのは正しい筋道を行ってこそ」という前提で、独学がハマりやすい落とし穴を“ホンネ”で正す。

読み進めるほど「勝てる局面でだけ勝負する」ための準備力が増し、焦って売買回数を増やす癖にブレーキがかかります。相場日記を付けている人は、章ごとに“自分の弱点”へ付箋を貼り、定期的に読み返すと効きます。派手なテクより、ブレない軸を作りたい人に。