売りのテクニック
- 著者:林輝太郎
- 出版社:同友館
- 出版日:1999/10/29
- ISBN:9784496029226
書評
相場の成果は「買い」より「売り」で決まる——。林輝太郎が、手仕舞いの判断、ツナギ売り、空売りなど“退出の型”を徹底言語化。値動きに振り回されず、ルールで降りる力を鍛える一冊。
【どんな本?】
株式投資で勝敗を分けるのは「いつ買うか」より「どう売るか」。本書は、相場で最も難しい“出口”に焦点を当て、手仕舞い・ツナギ・空売りといった売りの選択肢を整理してくれる。
【刺さるポイント】
売りは感情が乱れやすい。含み益が出ると早く利確したくなり、含み損だと先延ばししたくなる。本書はその心理の罠を前提に、売りを「技術」として扱う姿勢を貫く。上手い売りとは、相場観の当たり外れではなく、建玉をどう管理し、どう降りるかの設計力だと気づかされる。
【気をつけたい点】
具体的な銘柄選びや最新の市場制度の解説を期待すると肩透かしになりやすい。むしろ、時代が変わっても残る“売りの骨格(判断基準と手順)”を学ぶ本、と割り切ると価値が立つ。
【こんな人に】
エントリーはできるのに、利確・損切りがブレる人。売りのルールを自分の言葉で作り直したい人に、刺さる。
