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プロが教える株式投資――自立のために

プロが教える株式投資――自立のために

  • 著者:板垣浩
  • 出版社:同友館
  • 出版日:1990/09/05
  • ISBN:9784496016547

書評

証券会社・運用現場を知る著者が、プロとアマの“水準差”を徹底解剖。情報に踊らされる癖、勉強の筋道、グラフ・記録の作り方、そして売買の実行力までを「ノルマ/市場分析/情報/勉強/売買」の順で叩き込む。技術より姿勢と作法を整えたい人の古典。即効薬ではなく土台作り。

【どんな本?】
証券会社・ファンド運用の現場を経た著者が、「プロの恐ろしさと水準の高さ」と「アマチュアの錯覚と甘さ」を対比しながら、株で“自立”するための考え方と鍛え方をまとめた一冊。章立ては「ノルマ/市場分析と銘柄/情報/勉強/売買」と、現場の順番で進む。

【刺さるポイント】
目先の当て物より、「売買は行動だ」「フローよりストック」など、長く残る原理を何度も確認させる点。情報の価値は発生と伝達で劣化する、評論家と相場師は別物――といった“情報の扱い”の章が、現代のSNS相場にも効く。さらに、資料の作り方や記録(記帖)に踏み込み、上達を“作業”として定義している。

【活かし方】
読みながら、①見るデータを絞る ②自分用のグラフ/メモ様式を作る ③売買のルールを1枚化(仕掛け・修正・手仕舞い)——まで落とすと再現性が上がる。まずは“研究”より“動作”を増やし、週1で反省だけ残すのが合う。

【注意点】
1990年刊で、制度や手数料など環境は変わっている。細部の数字は更新しつつ、錯覚を剥がす視点と訓練の設計図を取り出す読み方が安全。

【こんな人に】
情報は追っているのに結果が安定しない人、勉強を「上達」に変える手順が欲しい人に。