あなたも株のプロになれる――成功した男の驚くべき売買記録

- 著者:立花義正
- 出版社:同友館
- 出版日:1987/04/18
- ISBN:9784496013560
書評
専業で生きるために30年の売買と失敗から掴んだ“上達の筋道”を公開。銘柄を限定し、場帖・グラフで値動きを体に入れ、分割売買/ツナギ/売り乗せで建て玉を操作する。『一発必中は必敗』など戒めも多く、当て屋から脱皮して再現できる型を作りたい人の定番。
【どんな本?】
株で勝つことを「当て物」ではなく「技術」と捉え、30年の売買で得た結論を“上達の手順”としてまとめた実践書。初心者の幸運から大暴落、専業化までの試行錯誤を土台に、勉強の仕方と売買の実行力を鍛える。
【刺さるポイント】
本書が徹底しているのは、銘柄を絞り、記録(場帖・グラフ)で値動きを身体化する姿勢。理屈より実践面を重視し、「当て屋」から脱皮するために、分割売買の基準、ツナギ売り、売り乗せ、本玉と増し玉など“建て玉操作”を具体的に語る。相場師に見栄は不要/一発必中は必敗、といった戒めが、熱くなる癖を止める。
【読みどころ】
読みっぱなしにせず、①監視する銘柄数②毎日記録する項目③仕掛けと区切り④増し玉・ツナギの条件⑤撤退条件、を自分の1枚ルールに落とすと効く。利益より「型を守れたか」を採点するほど、上達の速度が上がる。
【注意点】
刊行が古く、制度・手数料・情報環境は現代と違う。数字や細部は今の環境で補正し、訓練の考え方(記録→検証→反省→改造)を抽出して使うのが安全。
【こんな人に】
ニュースや予想に振り回され、売買が場当たりになりがちな人。派手さより、淡々と“再現できるプロセス”を作りたい人に向く。
