お金と人生の真実
- 著者:本田健
- 出版社:サンマーク出版
- 出版日:2010/11/12
- ISBN:9784763199881
書評
お金に振り回される理由を「心のクセ」と「お金の設計図」から解き明かし、稼ぐ→使う→守る→分かち合うまでを一気に整える一冊。欲や不安の正体、家庭で受け継ぐお金観、豊かさの閾値の見直しが腹落ち。変化の大きい時代の判断軸として、お金を“友達”にする視点が効く。
【どんな本?】
“お金の専門家”として30年以上「お金と幸せ」を探求してきた著者が、お金が人生を狂わせる仕組みを整理し直す一冊。稼ぎ方のテクニックではなく、まず「お金とは何か」「なぜ魔物になるのか」を言語化し、自分の中の前提を整える。章立ても「正体→設計図→つきあい方→振り回されない生き方」と順番が明快。
【刺さるポイント】
肝は「お金の設計図」。家庭や経験から刷り込まれたお金観が、稼ぎ方・使い方・人間関係まで左右している、と気づかせる。さらに“豊かさの閾値”を見直し、欲望のゲームから降りる提案が現実的。お金を「増やす」以前に、心のノイズを減らす設計になっている。
【活かし方】
読みながら①お金への恐れ/怒り/罪悪感 ②理想の暮らしに必要な最低ライン ③守りたい価値観と分かち合いたい相手、をメモに落とすと効く。お金を「敵」「主人」ではなく「友達」に置き換えるだけで、買い物・投資・仕事選びの判断が軽くなる。
【注意点】
投資手法や家計術の細部は少なめ。具体策が欲しい人は別の実用書と併読し、この本は“軸の整備”に使うのが向く。
【こんな人に】
収入が増えても不安が消えない人、投資や副業の前に“心の土台”を整えたい人。家族のお金観をアップデートしたい人にも。
