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億万長者だけが知っている教養としての数学

  • 著者:ヒュー・バーカー(訳:千葉敏生)
  • 出版社:ダイヤモンド社
  • 出版日:2021-04
  • ISBN:9784478104552

書評

数学を“試験科目”から“人生と財布を守る武器”へ。16歳でケンブリッジ合格の著者が、確率・期待値・複利・統計を、お金の使い方/投資/ギャンブル/仕事術の具体例で噛み砕く。数字に苦手意識があっても、損しない判断の軸と考え方がすぐ身につく実用的な一冊。

『億万長者だけが知っている教養としての数学』は、数学を“計算力”ではなく“意思決定の道具”として鍛える本。16歳でケンブリッジに合格した著者が、確率・期待値・複利・統計的な見方を、投資・ギャンブル・仕事・日常の支出判断に結びつけて解説します。「式は苦手だけど判断は賢くなりたい」人ほど刺さる構成。たとえば勝率と配当の関係、損得を分ける分散の考え方、長期で効いてくる複利の威力など、直感がズレやすいポイントを丁寧に修正してくれます。読み進めるほど、“気合い”より“仕組み”で損を減らす発想が身につき、ニュースや一時の感情に振り回されにくくなる。数式で殴る本ではなく、例え話で腑に落とす読み物寄りなので、金融リテラシーの土台づくりや、投資を始める前の頭の準備に最適です。反対に、最新の制度解説や銘柄選定の手法が欲しい人は別本が必要。気になった章だけ拾い読みし、翌日に「判断ルール」を1つ増やす読み方がいちばん効きます。