株式サヤ取り教室――安全有利な裁定取引

- 著者:栗山 浩/林 輝太郎(監修)
- 出版社:同友館
- 出版日:1992/01/28
- ISBN:9784496018381
書評
株の“サヤ取り(裁定取引)”を、ゼロから実務レベルまで教える古典。リスクを抑え、心理負担を減らしながらコツコツ利益を積む発想と手順が分かる。ペアの組み合わせ探し、建玉・資金管理、相場が暴れた時の対処、税金まで整理。初心者の常備薬になる一冊。
【どんな本?】
株の“サヤ取り(裁定取引)”を、理屈→手順→実務の順で教える入門書。値上がり当てではなく、連動する2銘柄の価格差(サヤ)の縮小・拡大を狙い、相場の方向性リスクを薄めて利益を積む発想を扱う。
【刺さるポイント】
「興奮はないが、ビジネスとしての売買」という姿勢が一貫。組み合わせの考え方、建玉(両建て)管理、手仕舞いの判断など“コツコツ型”の型が手に入る。第3部で税金(キャピタルゲイン課税)まで触れるのも実務的。
【活かし方】
読むだけで終わらせず、①狙うサヤの種類 ②仕掛け条件 ③手仕舞い条件 ④資金配分 ⑤例外時の撤退、を1枚ルールに落とすと再現性が上がる。取引記録を残し、サヤの分布と損益を月1で見直すと強い。
【注意点】
1992年刊で制度・手数料は変わっている。数字の細部は今の環境で確認し、考え方と手順を抽出して使うのが安全。
【こんな人に】
値動きに振り回されず、低リスクで検証可能な戦略を持ちたい人。
