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投資の哲学

  • 著者:松下誠
  • 出版社:総合科学出版
  • 出版日:2016-03-24
  • ISBN:9784881813027

書評

相場の勝ち負け以前に、「投資家としてどう考え、どう行動するか」を整える薄めの哲学書。投資と投機、ゴール設定、リスク、希望と不安、忍耐まで、ブレやすい心を言語化して軸を作る。手法探しに疲れた人の“再起動”に。

『投資の哲学』は、銘柄選びやテクニックの本ではなく、相場で揺れる自分を支える「考え方の土台」を作る本です。お金とは何か、投資と投機の違い、ゴールの置き方、リスクとの付き合い方、チャンスの捉え方、そして希望と不安・孤独・忍耐といった“投資家の内面”を、章立てで順に点検していきます。相場が乱高下すると、根拠より感情が前に出て、ルールが崩れがち。本書はそこを「言葉」にして可視化し、動じにくい軸へ戻してくれるのが強みです。
読み方のコツは、通読して終わらせず、刺さった章を自分の売買ルールに翻訳すること。たとえば「ゴール」を“いつまでに・何のために”と具体化し、「リスク」を“許容損失はいくらか”に落とす。そうすると、手法探しの迷子から抜けやすくなります。派手なノウハウより、継続して負けにくい投資家になりたい人、メンタル由来のミスを減らしたい人に向く一冊です。