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まんがでわかる7つの習慣

  • 著者:小山鹿梨子(まんが)/フランクリン・コヴィー・ジャパン(監修)
  • 出版社:Takarajimashasha
  • 出版日:2013
  • ISBN:9784800215314

書評

世界的名著『7つの習慣』を、ストーリー漫画でスッと理解できる入門書。主体性、目的設定、優先順位、人間関係などを「あるある」な悩みに重ねて学べる。活字が苦手でも続きやすく、まず全体像を掴みたい人に最適。

『7つの習慣』は大事だと分かっていても、抽象度が高くて「結局、明日から何をすればいい?」で止まりがち。本書はそこを、漫画の物語に落とし込むことで“行動のイメージ”まで引き寄せてくれます。主人公が仕事や人間関係の悩みにぶつかり、その都度「主体的である」「終わりを思い描く」「最優先事項を優先する」などの要点が、説教ではなく体験として腑に落ちる作り。読む側は、正論を浴びるのではなく「それ、やりがちだよね」と自分の癖に気づけます。

特に良いのは、“対人スキル”に見える内容が、実は自分の時間の使い方や約束の守り方、判断の基準づくりとつながっていると分かる点。いきなり完璧を目指すより、まず1つ(例:朝いちで今日の最重要を決める、相手の話を要約して返す)を選んで試すと効果が出やすいです。原著の深掘りや用語の厳密さは控えめなので、刺さった章があれば原著に戻る“入口”として使うのがいちばんおいしい。忙しい社会人の「最初の一冊」に向く漫画版です。