マンガ 三猿金泉秘録――本間宗久にも影響を与えた相場奥義

- 著者:広岡球志 原文:牛田 権三郎
- 出版社:パンローリング
- 出版日:2010/02/13
- ISBN:9784775930762
書評
江戸期の相場秘伝『三猿金泉秘録』をマンガで噛み砕く一冊。陰陽のリズムや「待つ・攻める」の勘所を、短歌の教えとともに体感できる。結局、相場を動かすのは人間心理――という原点に戻してくれる。
【どんな本?】
米相場の奥義として語り継がれてきた『三猿金泉秘録』を、マンガ+解説で読みやすくした相場の古典入門。陰陽道をベースにした相場観を、短歌の形で要点化した原典を、現代の投資家にも分かる言葉へ橋渡しします。
【刺さるポイント】
「いまさら250年前の相場書?」と思っても、資金を投じた瞬間に出る欲と恐れは変わらない、という指摘が強い。勝ちパターンのテクより、相場の“ささやき”を聴いて、勇気を持って踏み、忍耐を持って待つ――そのメンタルの骨格を整える内容です。章立ても、仕掛け法だけでなく心得・陰陽と相場まで含み、行動と心をセットで鍛える構成。
【使いどころ】
短期で振り回されがちな時の「再起動」に向く本。読みながら、自分の売買で一番崩れる場面(焦り買い/利確の早さ/損切り遅れ)を1つだけ決め、原典の言葉を“戒め”としてメモすると効きます。
【注意点】
古典は具体的な銘柄当てではなく、相場と自分の扱い方を学ぶもの。現代の制度や商品に直結させるより、「局面」「心理」「リズム」の見方として使うのが安全です。
