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しょぼい起業で生きていく

しょぼい起業で生きていく

  • 著者:えらいてんちょう
  • 出版社:イースト・プレス
  • 出版日:2018/12/14
  • ISBN:9784781617336

書評

会社辞めたい人、起業に失敗した人、アルバイトが続かない人へ。準備ゼロで始める「しょぼい起業」を、日常で必要なものを作る/余分を売る/生活を資本化する/協力者を集める、の順で提示。しょぼい店舗の回し方や実例もあり、不況に強い“小さな自立”の入門。

【全体像】
「会社で働くのが普通」という前提から外れた人のために、逃げても生きていける“生存戦略”として「しょぼい起業」を提案する本。大きく稼ぐ夢より、嫌な仕事から距離を取りながら生活を回す現実解に寄っている。

【しょぼい起業の芯】
鍵になるのは、日常生活で必要なものを自分で作り、余分なものを売ること、そして生活そのものを資本化する発想。初期投資や固定費を膨らませないから、不況に強く潰れにくい、という設計思想が一貫している。

【人を巻き込む】
一人で完結させず「協力者」を集める章が用意されているのも特徴。自分の弱点を補う相手や、情報・場所・モノが集まる関係を作ることで、小さな商いが回り始める、という現場感がある。

【読みどころ】
後半には「しょぼい店舗を流行らせよう」「実例集」が続き、アイデアを抽象論で終わらせない。さらにPha氏・借金玉氏との対談も収録され、稼ぎの最大化より“自由度の最大化”へ視点を切り替える後押しになる。

【向く人】
起業=リスクが怖い人、会社に合わず消耗している人に特に効く。読み終えたら、まずは「今日の生活で自作できるもの」「手放して売れる余分」を書き出し、1つだけ小さく試すと本書の真価が出る。