小さな会社を買って成功するための 個人M&A大全― 失敗しない「企業買収」と「中小企業経営」の極意

- 著者:寺嶋直史/原田総介/幡野康夫/小野田直人
- 出版社:スタンダーズ
- 出版日:2021/4/21
- ISBN:9784866364933
書評
後継者不足の中小企業をマッチングサイトで探し、起業より「小さな会社を買う」個人M&Aを実務で解説。会社を選ぶ→買う→回すの順に、値付け・簡易ビジネスDD・3C/4P分析・買収後PMIまで網羅。未経験でも中身を見抜くチェックと、失敗パターンの回避策が手に入る。
【立ち位置】
「起業より企業買収」を掲げ、個人が小さな会社を“ネットで買う”時代に、手続きよりも「選び方」と「経営」に重心を置いた実務書。
【買う前の肝】
初心者が落ちるのは、会社の中身を見ずに買うこと。本書は簡易ビジネスDDを入口に、企業特性(BtoB/BtoC、ストック/フロー、労働集約/資本集約など)を見極め、何を調べ、どこで疑うかを具体化する。
【値付けと全体プロセス】
M&Aの全体像、株式譲渡・事業譲渡などの手法、バリュエーション、PMIまでを一望でき、「買う直前に何を揃えるか」が整理される。読者特典のDDフォーマットが、学びを即実践に変えてくれる。
【買った後の回し方】
失敗要因として、ビジョン不明確、業績未把握でPDCAが回らない、従業員とのコミュニケーション不足などを挙げ、買収後に起きがちな崩れ方を先に見せる。だからこそ、3Cや4P+ブランド等で強み/課題を言語化し、安定化→成長の順で手を打つ、という筋が通る。
【こんな人に】
「起業は怖いが、事業なら伸ばせる」人の教科書。案件探しから買収後の最初の改善まで、やることをチェックリスト化したい人に向く。
