個人投資家もマネできる世界の富裕層がお金を増やしている方法
- 著者:志村暢彦
- 出版社:ダイヤモンド社
- 出版日:2022/12/08
- ISBN:9784478116357
書評
米国株だけに偏らず、円安・インフレ時代に効く「グローバル分散投資」を、富裕層の実例を踏まえて7つのルールで解説。資産形成ピラミッドの積み上げ方、リバランス、DCFなどの共通言語、注目の“最強10銘柄”まで、ネット証券で再現できる実務を一気に学べる。
【全体像】
日本では日本株、次に米国株へ…となりがちだが、本書は「米国以外も組み入れるグローバル投資」を主役に据える。円安やインフレなど、国内要因に資産が引っ張られやすい局面で“通貨も国も分ける”発想を持ち込む本だ。
【核になる7つのルール】
内容は「長期目線」「分散(セクター・テーマ・タイミング)」「リバランス」など、運用の骨格を7ルールとして整理していく。ありがちな精神論ではなく、やることがチェックリスト化されていて、迷いが減る。
【資産形成ピラミッド】
もう一つの軸が「守り〜攻め」を層に分けて積み上げるピラミッド発想。土台を固めつつ上の層でリターンを狙う設計なので、オールインになりにくい。個別銘柄に入る際の“持ち過ぎ防止”の考え方も実務的だ。
【分析の型】
後半は、投資家の共通言語(例:DCF)や理論の位置づけ、さらに「天・地・人」の視点でマクロとミクロを行き来する見方へ進む。銘柄選びを“雰囲気”から引き離し、数字と前提で語れるようにするのが狙いだ。
【読後の一手】
まずはコアを広く分散(投信・ETFでも可)→定期的にリバランス→サテライトで個別を少量、の順で組むと本書の意図が回収できる。「米国株一本」から卒業して、世界を資産の土台にしたい個人投資家に向く。
