投資賢者の心理学 ― 行動経済学が明かす「あなたが勝てないワケ」
- 著者:大江英樹
- 出版社:日本経済新聞出版社
- 出版日:2015/07/16
- ISBN:9784532356538
書評
【どんな本?】
投資で「相場は悪くないのにトータルで損をする」理由を、投資家の心理=行動経済学の観点から解き明かす指南書。株式投資だけでなく、投資信託・年金・保険まで、資産運用に潜む“勘違い”や判断ミスを横断して扱います。
【刺さるポイント】
「みんなが買うから自分も」「長期投資=低リスク」といったもっともらしい思い込みが、実は損失につながる――という構造を、具体例で腑に落とすのが上手い。市場そのものや制度側にも罠があると示し、「自分の頭」だけで勝とうとする危うさを自覚させてくれます。
【活かし方】
読後は、①買う前に確認する質問(目的・期間・許容損失)②保有中に見る指標③売る条件、を紙1枚に落として運用すると効果的。感情が動いた瞬間に“今どのバイアスが働いた?”とメモするだけでも、同じ失敗が減ります。
【こんな人に】
投資経験はあるのに成績が安定しない人、SNSや相場の空気に振り回されがちな人、家計の資産配分を落ち着いて見直したい人に合う一冊です。
