LV41才の勇者
- 著者:宮川サトシ/ナンジョウヨシミ(著・絵)
- 出版社:日本文芸社
- 出版日:2021/10/29
- ISBN:9784537144253
書評
異世界勇者がLV41才に到達し、最大の敵は邪神ではなく『加齢』。体力低下、指先カサつき、寝起きの腰、酒の抜けなさ…おっさんあるあるを爆笑と哀愁で描く異世界×生き様漫画。旅の途中で“衰え”を受け入れつつ戦い方を変える姿が、笑えるのに妙に励みになる。
【どんな本?】
剣と魔法の世界で邪神討伐を目指すベテラン勇者が、旅を重ねるうちに「LV41才」へ到達。最強の敵として立ちはだかるのはモンスターではなく、体力・回復力・集中力が目に見えて落ちていく“加齢”――という発想で突っ走る異世界コメディです。
【刺さるポイント】
笑いの芯が徹底して「おっさんの実感」なところ。寝起きの腰、指先の乾き、酒の抜けなさ、装備が重い、回復が遅い…など、現実の小さな不調が異世界の“戦闘条件”として襲ってくるのが上手い。しかも主人公は嘆くだけじゃなく、衰えを認めた上で立ち回りを変え、仲間との距離感も更新していく。ギャグなのに、人生後半の戦い方のヒントが残ります。
【読みどころ】
テンポよく読める短いエピソードの連打で、気分が沈む日に効くタイプ。異世界ものの“強くてニューゲーム”を、加齢で逆回転させたアイデア勝ち。
【こんな人に】
最近疲れやすい人、30〜50代のあるあるに笑いたい人、異世界漫画を軽めに楽しみたい人に。
