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チーズはどこへ消えた?

チーズはどこへ消えた?

  • 著者:スペンサー・ジョンソン/門田美鈴(訳)
  • 出版社:扶桑社
  • 出版日:2000/11/27
  • ISBN:9784594030193

書評

変化に取り残されるのは、能力より“動かない習慣”。チーズを失ったネズミと2人の小人の寓話で、恐れ・言い訳・行動の差をくっきり描く。職場の制度変更や環境の激変に直面したとき、嘆く前に「探す・試す・慣れる」を思い出せる。薄いのに効く、超定番本。

【どんな本?】
迷路に住む2匹のネズミと2人の小人が、ある日突然“チーズ(幸せや成功の象徴)”を失うところから始まる寓話。短い物語の中で、変化が起きたとき人が取りがちな反応を4キャラクターに分解し、「変化は必ず来る」「早く動くほど損が小さい」という教訓を手触りよく伝える。

【刺さるポイント】
怖いのは変化そのものより、“慣れ”と“否認”。探しに行く者は新しいチーズに近づき、怒りや言い訳で止まる者は迷路で消耗する。物語の途中で壁に書かれる短いフレーズが、思考停止をほどく“合図”として効くのも魅力。自分の中の「固まる自分」と「動ける自分」を見つけるだけで、行動のスイッチが入る。

【活かし方】
読み終えたら、いまのチーズ(仕事/人間関係/収入源)と、失ったら困る兆候を3つ書き出す。次に「新しいチーズ候補」を1つ試す(小さく学ぶ・会う・作る)と、変化への耐性が一段上がる。

【こんな人に】
配置換え・転職・事業転換など、環境が動く局面で“気持ちが固まりやすい”人の、お守りの一冊。