100万円を1年で1億円にする悪魔の投資術

- 著者:太田晴雄
- 出版社:ビジネス社
- 出版日:2000/05/01
- ISBN:9784828408705
書評
「100万円→1億円」をうたう、レバレッジ(信用取引・オプション等)前提の投機色が強い一冊。章立ては“大勝負”“信用取引”“オプション”など刺激的で、相場の熱狂と危うさを同時に学べる。いま読むなら、手法の模倣より「欲と恐怖が判断を壊す」構造を見抜く教材として。
【どんな本?】
短期で資金を大きく増やす発想を前面に出し、「大勝負」「信用取引」「オプション」といった高リスク手段を軸に語る投資本。目次からして“攻め”の温度が高く、相場をゲームとしてではなく“勝負の場”として捉える語り口が特徴です。
【刺さるポイント】
本書の読みどころは、再現性のある必勝法というより、相場が人の心をどう煽るかが赤裸々に見えるところ。大きく勝ちたい衝動、短期で取り返したい焦り、群衆の熱、そしてレバレッジがもたらす“判断の過激化”——こうした要素が揃うと、意思決定が一段荒くなる。その危険な魅力まで含めて書かれているので、読み終えると「手段」より先に「自分の弱点(熱くなる瞬間)」が浮き彫りになります。
【おすすめの距離感】
現代の実務として真似るならリスク管理・制度理解が前提になりますが、読書としては「投資の誘惑の設計図」を読むのが安全で有益。強い言葉に引っ張られたら、逆に“何が前提になっているか(資金量・許容損失・相場環境)”をメモして、冷静さを取り戻す読み方が合います。
