マッキンゼーが読み解く食と農の未来
- 著者:アンドレ・アンドニアン/川西剛史/山田唯人
- 出版社:日本経済新聞出版社
- 出版日:2020/08/25
- ISBN:9784532358358
書評
食と農を「生産」だけでなく、需要変化・技術革新・サステナビリティ・プレーヤー再編まで含む産業として捉え直す一冊。世界の潮流を押さえつつ、日本農業への衝撃と打ち手が見える。議論の土台になる“俯瞰の地図”。
【どんな本?】
世界の食料事情と農業の変化を、コンサル視点で俯瞰しながら「これからの食と農は何で動くのか」を整理した戦略読本。単に海外トレンドを並べるのではなく、その動きが日本の農業・食ビジネスにどう波及するかまで踏み込み、意思決定の前提条件を揃えてくれます。
【刺さるポイント】
農業の課題を“現場の努力不足”に閉じず、食習慣の変化、技術革新、サプライチェーン、参入プレーヤーの構図といった大きな力学で捉えるところが強い。だから読後に残るのは、単発のノウハウより「何を見て、どこに賭け、何を捨てるか」という判断軸。行政・一次産業・食品メーカー・流通まで、立場が違っても共通言語として使える内容です。
【活かし方】
自分の関心領域(生産/加工/流通/小売/外食)を1つ決めて読み、各章から「変化のドライバー」「リスク」「次の一手」を3点メモにすると、会議や企画の叩き台になります。
