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続・資本論(まんがで読破)

続・資本論(まんがで読破)

  • 著者:カール・マルクス/フリードリヒ・エンゲルス 企画・漫画:バラエティ・アートワークス
  • 出版社:イースト・プレス
  • 出版日:2009/05/01
  • ISBN:9784781601243

書評

難解で有名な『資本論』の後編(第2部・第3部)を、物語漫画で“骨格だけ”つかませる一冊。資本が増殖をやめられない仕組み、景気循環や失業・格差が起きる理由が直感で入る。読み終えると、賃上げ・物価・投資ニュースの見え方が変わる。まず一気読み推奨。

【どんな本?】
『資本論』を漫画で読めるようにした“後編”。前編の資本論(まんがで読破)が第1部の「価値・搾取」の骨格だったのに対し、本書は第2部・第3部を扱い、資本が回転し拡大再生産していく流れ(投下→生産→販売→回収→再投資)を物語で追わせます。だから「なぜ成長が止まると苦しくなるのか」「なぜ不況が周期的に来るのか」が、概念ではなく“動き”として入ります。

【刺さるポイント】
資本主義の矛盾を“誰かの悪”ではなく、仕組みが生む圧力として描くところ。企業は競争に勝つため投資と生産拡大を続けるが、需要は無限ではない。すると在庫・値下げ・倒産・失業へ連鎖し、貧富の差も広がる——この因果を、人物の感情と場面で理解できます。

【活かし方】
読み終えたら、最近のニュースを1本選び「投資→生産→販売→回収」のどこが詰まっているかをメモ。景気、賃金、金融政策の話が一本の線でつながります。

【こんな人に】
“資本主義の批判”としてではなく、「社会を見る追加レンズ」として持ちたい人。前編を読んで「続きが気になる」人の次の一冊。