稼ぐギャンブル[完全版] 3億円を稼いだ芸人が徹底解説99の方程式
ギャンブルを運任せではなく、期待値・資金管理・勝負どころ・引き際の視点から考える一冊。パチンコ、競馬、麻雀の実践論に加え、税金問題や人生の選択まで踏み込んでいます。
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この本の要約
- 本書は、お笑いトリオ「インスタントジョンソン」のじゃい氏が、自身のギャンブル経験をもとに、パチンコ、競馬、麻雀で「勝つ」だけでなく「稼ぐ」ための考え方をまとめた一冊です。2011〜2012年刊行の既刊2冊を合本し、さらに新章「令和のギャンブル」を追加した完全版です。
- 内容は、ギャンブルに向く考え方、麻雀で鍛える判断力、パチンコホールの選び方、競馬の万馬券の狙い方、実際にギャンブルで家を買うまでの体験談、的中馬券をめぐる高額追徴課税問題など、多岐にわたります。単なる必勝法ではなく、損を恐れすぎない姿勢、期待値の見方、勝負に向かうメンタルも語られています。
- ただし、ギャンブルは常に損失リスクを伴います。本書は「誰でも簡単に勝てる本」としてではなく、勝負ごとの構造、資金管理、リスクとの向き合い方、人生における選択の感覚を読む本として捉えるのがよさそうです。
この本で学べること
- ギャンブルで「勝つ」と「稼ぐ」の違い
- 麻雀・パチンコ・競馬に共通する判断力
- 期待値や勝負どころを考える視点
- 損失リスクと資金管理の重要性
- 競馬の高額的中と税金問題の現実
- ギャンブルに向く人・向かない人の考え方
- 人生の選択を勝負として捉える視点
おすすめする人
- ギャンブルを感情ではなく構造で見たい人
- 競馬・パチンコ・麻雀の考え方に興味がある人
- 勝負ごとのメンタルや資金管理を学びたい人
- 期待値やリスク判断に関心がある人
- ギャンブル体験談や芸人の勝負哲学を読みたい人
- お金・運・選択の関係をエンタメとして考えたい人
書評
『稼ぐギャンブル[完全版]』は、タイトルだけ見るとかなり危険な匂いがします。けれど中身は、ただの「当て方」や「運を呼ぶ方法」ではなく、ギャンブルをどう構造で見て、どう判断し、どう勝負に向き合うかを語る本です。パチンコ、競馬、麻雀という題材を通じて、人間の欲望、恐怖、読み、引き際がかなり生々しく出てきます。
面白いのは、ギャンブルを単なる娯楽ではなく、観察力・判断力・資金管理・メンタルの総合競技として扱っているところです。「勝った」「負けた」の一喜一憂ではなく、なぜその勝負をしたのか、どこで降りるべきだったのか、どのリスクを取る価値があるのかを考えさせられます。投資やビジネスにも通じる部分があります。
一方で、本書を読んで安易にギャンブルを始めるのはおすすめしません。勝負には熱があり、熱には中毒性があります。読むなら、儲け話としてではなく、「人はなぜ賭けるのか」「どこまでならリスクを取れるのか」「自分は引き際を守れる人間なのか」を点検する本として読むのが健全です。読後は、馬券よりも自分の欲望の手綱を握りたくなる一冊です。
おすすめしない人
- ギャンブルで簡単に儲かる方法だけを探している人
- 損失リスクを冷静に受け止められない人
- 依存傾向がありギャンブルを控えるべき人
- 家計や生活費を賭けに使ってしまう人
- 投資や資金管理の本と同じ感覚で読みたい人
あわせて読みたい本
この本を読むなら参りたい神様
勝負に挑む熱と、負けたときに引き際を知る覚悟に重なります。ギャンブルでいちばん怖いのは負けることより、負けを認められず土俵から降りられなくなること。勝負の神というより、勝負の後始末まで見つめる神様です。
ギャンブルには、計算だけでは割り切れない場の熱、笑い、空気、そして妙な高揚感があります。芸人が語る勝負論を読むなら、暗い欲望だけでなく、場を明るく転がすこの神様がよく似合います。
釣り針を失い、海の底まで行き、思わぬ世界で運命を変える神話に重なります。勝負で失ったものをどう取り戻すか、焦って深みに沈むのか、学んで戻るのか。ギャンブルの底にある「取り返したい心」を見つめる参拝です。
