蔵書検索

投資家心理 感情を支配して投資するためのセルフコーチング

投資でいちばん厄介な「自分の感情」と向き合うための一冊。相場予測や銘柄選び以前に、恐怖・欲望・焦り・後悔を整え、投資に振り回されない心を作りたい人に向いています。

投資家心理 感情を支配して投資するためのセルフコーチング
  • 著者:王奕璿  (訳者)田畑陣/黄婷筠
  • 出版社:ビジネス教育出版社
  • 出版日:2023/03/25
  • ISBN:9784828309897

この本の要約

  • 本書は、投資で損をする原因を相場や銘柄だけでなく、投資家自身の感情や思考のクセに求める投資心理の本です。投資が自分を豊かにするはずなのに、かえって心や生活を蝕んでしまう人に向けて、感情を支配しながら投資と向き合うためのセルフコーチングを提示しています。
  • 投資では、恐怖、欲望、焦り、後悔、希望的観測、他人との比較が判断を狂わせます。本書は、そうした感情に飲み込まれず、自分の状態を観察し、判断を整え、投資行動を見直すことを重視しています。
  • テクニカル分析や銘柄選定の本というより、投資する自分自身をマネジメントするための本です。投資成績だけでなく、投資によって心が乱れやすい人にとって、自分の内側を点検する入口になります。

この本で学べること

  • 投資家心理の基本的な考え方
  • 恐怖・欲望・焦りが投資判断に与える影響
  • 感情に支配されないためのセルフコーチング
  • 投資で自分を追い詰めない心の整え方
  • 損失や後悔と向き合う視点
  • 相場ではなく自分の反応を観察する重要性
  • 投資を生活や人生を壊さない範囲で続ける考え方

おすすめする人

  • 投資で感情に振り回されやすい人
  • 損切りや利確のたびに心が乱れる人
  • 含み損を見ると冷静でいられなくなる人
  • 投資成績より先にメンタルを整えたい人
  • 相場に依存しすぎていると感じる人
  • 投資を長く続けるための心理管理を学びたい人

書評

『投資家心理』は、投資の勝ち負けを「相場のせい」だけにしない一冊です。投資では、チャートやニュースよりも先に、自分の恐怖、欲望、焦り、後悔が判断を動かしていることがあります。本書はそこに光を当て、投資家自身が自分を観察し、整えることの重要性を教えてくれます。

特に良いのは、投資を技術だけでなく心の扱い方として見ている点です。どれだけ知識があっても、暴落でパニックになったり、利益を逃した悔しさで無理な取引をしたりすれば、資産だけでなく生活まで乱れてしまいます。本書は、投資で儲ける前に、投資に飲み込まれない自分を作るための本です。

一方で、具体的な銘柄選定や売買手法を求める人には向きません。読むなら、投資ノウハウ本ではなく、自分の内面を点検する投資家用の鏡として読むのがよさそうです。読後は、株価アプリを開く前に「いま自分は何に反応しているのか」と一呼吸置きたくなる一冊です。

おすすめしない人

  • 具体的な銘柄推奨を知りたい人
  • 短期売買の手法だけを探している人
  • 投資心理よりチャート分析を重視したい人
  • 感情管理や自己分析に興味がない人
  • 投資で一発逆転を狙いたい人

あわせて読みたい本

この本を読むなら参りたい神様
投資で乱れた心を一度黄泉のような損失感情から引き戻し、禊ぎ直す感覚に重なります。含み損の画面を見て魂まで沈みかけたら、まず相場ではなく自分の内側を祓う参拝です。
損切り、撤退、ポジション整理には、震える指でも決断する力が必要です。勝つためというより、負けを大きくしないために雷を落とす神様。迷いを長引かせるほど、心の口座残高も減っていきます。
投資では、悔しさ、後悔、怒り、情けなさをなかったことにすると、次の取引で暴れ出します。泣くことまで含めて心を整え、損失をちゃんと弔ってから次へ進むための神様です。