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数の悪魔〔普及版〕 算数・数学が楽しくなる12夜

数学が苦手な少年ロバートと「数の悪魔」が、12夜の夢の授業で数の不思議を旅する物語。算数・数学への苦手意識をやわらげ、数字の世界を楽しくのぞきたい人に向いています。

数の悪魔〔普及版〕 算数・数学が楽しくなる12夜
  • 著者:ハンス・マグヌス・エンツェンスベルガー (絵)ロートラウト・ズザンネ・ベルナー (訳)丘沢静也
  • 出版社:晶文社
  • 出版日:2000/09/01
  • ISBN:9784794964540

この本の要約

  • 本書は、算数や数学が大嫌いな少年ロバートの夢の中に、夜ごと「数の悪魔」が現れ、12夜にわたって数の世界を案内する物語形式の数学入門書です。1や0の不思議、素数、パスカルの三角形、ウサギのつがい、雪片、旅するセールスマン問題など、数学の魅力的なテーマが物語の中で紹介されます。
  • 難しい公式を暗記するのではなく、「なぜそうなるのか」「数にはどんな法則や遊びが隠れているのか」を、夢の授業として楽しく体験できるのが特徴です。数学が苦手な人でも、物語と絵を通じて、数の世界に少しずつ親しめる構成になっています。
  • 子ども向けの読みやすさがありながら、大人が読んでも十分に面白く、数学への見方を変えてくれる一冊です。計算問題を解くためではなく、数の不思議さ、美しさ、発想の広がりを味わうための本です。

この本で学べること

  • や0に隠れた数の不思議
  • 素数や数列の面白さ
  • パスカルの三角形や組み合わせの考え方
  • 数学を公式暗記ではなく物語として楽しむ視点
  • 苦手意識をやわらげる数学との向き合い方
  • 数の法則やパターンを発見する楽しさ

おすすめする人

  • 数学や算数に苦手意識がある人
  • 子どもに数学の面白さを伝えたい人
  • 物語形式で学べる数学入門書を探している人
  • 数字や法則の不思議を楽しく知りたい人
  • 公式暗記ではない数学の魅力に触れたい人
  • 大人になってから数学を学び直したい人

書評

『数の悪魔〔普及版〕』は、数学を「テストで点を取るための科目」から、「不思議な世界を旅する遊び」に変えてくれる一冊です。主人公ロバートは数学が苦手ですが、夢の中に現れる数の悪魔とのやりとりを通じて、1や0、素数、数列、図形、組み合わせの面白さに少しずつ触れていきます。

本書の魅力は、数学を難しい公式や正解だけで語らないところです。数の法則を見つける喜び、予想が裏切られる驚き、パターンが広がっていく快感が、物語とイラストによって自然に伝わってきます。数学が得意な人よりも、むしろ「昔から苦手だった」という人にこそ効く本です。

一方で、問題演習や受験対策の本ではありません。数学を好きになる入口、数の世界への招待状として読むのが向いています。読後は、数字を見るたびに少しだけ「この裏にも何か隠れているのでは」と疑いたくなります。電卓ではなく好奇心を動かしてくれる、楽しい数学の物語です。

おすすめしない人

  • 数学の問題演習や受験対策をしたい人
  • 公式や解法を体系的に学びたい人
  • 物語形式の学習書が苦手な人
  • 高度な数学理論を専門的に学びたい人
  • すぐに実用的な計算スキルだけを身につけたい人

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この本を読むなら参りたい神様
数の不思議をただ暗記せず、頭の中でじっくり考える楽しさに重なります。数学が苦手だった心にも、「わからない」を怖がらず遊んでみる知恵を授けてくれます。
一見動かない案山子なのに天下のことを知る神様として、数の法則を静かに見抜く感覚に響きます。パターンを眺め続けるうちに、急に世界の仕組みが見えてくる読書に合います。
数学を真面目な苦行ではなく、夢の授業のように楽しく開く神様として重なります。数字を前に顔が固まったら、まず笑って踊るくらいの軽さで入り直したいところです。