オール図解!ピケティが教えてくれた格差と貧困のカラクリ
- 著者:藪下 史郎(監修) 造事務所(編集)
- 出版社:廣済堂出版
- 出版日:2015/04/17
- ISBN:9784331519363
書評
難解なピケティ『21世紀の資本』を、図解でざっくり理解するための入門書。資本・所得・格差拡大の仕組みから、日本社会への影響までを整理。経済学が苦手でも「なぜ格差は広がるのか?」をつかめる一冊。ニュースの見方が少し変わる。
【どんな本?】
フランスの経済学者トマ・ピケティの大著『21世紀の資本』を、図解と平易な解説で読み解く入門書。原著の全体像をそのまま追うというより、「資本とは何か」「格差はなぜ広がるのか」「格差を解決するには何が必要か」という論点を、短く整理して理解するタイプの本です。
【刺さるポイント】
ピケティの有名な問題意識は、努力だけでは埋まりにくい資産格差の構造にあります。本書はその話を、専門用語で押し切らず、図解で“見える化”してくれるのが強み。経済学の本に苦手意識がある人でも、「給料で増えるお金」と「資本が資本を生むお金」の差を感覚的につかみやすい。
【読みどころ】
後半では、日本の経済政策、雇用、正社員と非正規社員の格差など、日本社会に引き寄せたテーマも扱います。2015年刊なので最新統計そのものは別途アップデートが必要ですが、格差を考えるための“入口の地図”としては今でも使いやすいです。
【こんな人に】
ピケティを読んでみたいけれど原著は重すぎる人、格差や貧困のニュースを構造で理解したい人、経済の基本を図解でつかみたい人に向く一冊です。
