歴代天皇事典(PHP文庫)
- 著者:高森明勅(監修)
- 出版社:PHP研究所
- 出版日:2006/10/04
- ISBN:9784569667041
書評
初代・神武天皇から今上天皇まで、125代の生涯と事績を一冊で俯瞰できる文庫事典。政治の転換点(大化・平安遷都・院政・武家台頭・明治維新など)が天皇の流れで整理され、神社参拝・皇室ニュース・日本史学習の“軸”ができる。索引的にも使えて便利な一冊。
【どんな本?】
初代・神武天皇から今上天皇まで、歴代125代を「一人ずつ」短く紹介する文庫サイズの事典。神話伝承の天皇から近現代までを同じフォーマットで並べることで、日本史を“王統の連続”として眺め直せる。
【刺さるポイント】
学校の日本史は、摂関家・武家・幕府・維新など「政権の主語」が次々変わり、流れが切れやすい。本書は天皇を軸に置くので、政治の主役が変わっても時代の接続が見える。天皇と権力者の距離感(摂関政治/院政/武家政権など)が立体的になり、「なぜこの神社がこの時代に厚遇されたのか」まで想像が広がる。
【読みどころ】
辞典といっても堅くなく、要点中心で読み進めやすい。気になる時代だけ拾い読みしてもいいし、通読して“皇統の年表”を頭に入れる使い方もできる。
【使いどころ】
参拝前に祭神がゆかりの天皇(追号・出来事)を確認する、歴史本を読む前に該当時代の天皇を押さえる、皇室ニュースの背景を補う——そんな「調べる→理解が深まる」を一冊で回せる。
