マンガでわかる禅の智恵
- 著者:土居征夫/W-KIDS(ストーリー原作)/silversnow(作画)
- 出版社:日本能率協会マネジメントセンター
- 出版日:2016/12/16
- ISBN:9784820719540
書評
剣道部の中学生リョータが「勝てない理由」を禅の教えでほどいていくマンガ+解説の入門書。結果に焦る心、雑念、恐れを整える“こころの型”が、坐禅や日常の工夫として具体化される。努力が空回りする人に効く一冊。
【どんな本?】
「禅とは何か」「禅はどう役立つか」「坐禅の効用は何か」を、マンガの物語と解説で学べる入門書。第1部は剣道部のリョータが、上達しても試合に勝てない壁に当たり、禅に基づく“こころ”の扱い方を身につけていく。第2部は社会人になったリョータが、現実の課題の中で禅の智恵をどう使うかを追う。
【刺さるポイント】
「強くなる=気合い」ではなく、焦りや迷いでブレる心を“整える技術”として扱うところが良い。勝負どころで力が出ない、練習ではできるのに本番で崩れる――その原因を精神論にせず、注意の向け方・雑念との距離・いまここへの戻し方として描いてくれる。マンガなので、理屈より先に体感として入ってくる。
【活かし方】
読むときは「自分の雑念パターン」を1つ決めて観察すると効く。たとえば、評価が怖い/結果を急ぐ/失敗を引きずる、など。読後に“戻る合図”を1つ作る(呼吸、姿勢、言葉)だけで、禅が日常の武器になる。
【こんな人に】
スポーツや仕事で本番に弱い人、気持ちの切り替えが苦手な人、禅に興味はあるが難しい本は続かない人に。
