プロカウンセラーの聞く技術
- 著者:東山紘久
- 出版社:創元社
- 出版日:2000/09/25
- ISBN:9784422112572
書評
「聞く」は才能じゃなく技術。本書は相づち、沈黙、質問の置き方、受け止め方など“聞き上手の型”を、実例で具体化する。会話で相手を変えようとするほどズレる人に、関係が深まる聞き方の原点を戻してくれる一冊。
【どんな本?】
カウンセリングの現場で磨かれた「聞く」技術を、日常会話・職場・家族関係に転用できる形でまとめたロングセラー。うまく話すより先に、相手が“安心して話せる場”をつくることが、対人関係を根本から変えるという立て付けです。
【刺さるポイント】
聞き上手は、気の利いた助言を出す人ではなく「相手の話が進む条件」を整える人。相づちの打ち方、間の置き方、質問の角度、沈黙の使い方など、細部の積み重ねが“信頼の手触り”を作ります。逆に、説明しすぎる/結論を急ぐ/正しさで裁く、といった癖が会話を浅くすることも見えてくる。
【活かし方】
読み終えたら、まずは「助言を1回減らして、要約を1回増やす」を1週間だけ実験するのがおすすめ。要約→確認→短い質問、の順にすると相手の言葉が増え、関係が自然に深まります。仕事の1on1や家族の会話でも効果が出やすい“即効性のある型”です。
