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マンガ 最高の戦略教科書 孫子

マンガ 最高の戦略教科書 孫子

  • 著者:守屋淳/星野卓也(シナリオ)/anco(作画)
  • 出版社:日本経済新聞出版社
  • 出版日:2019/04/26
  • ISBN:9784532176570

書評

『孫子』の要諦を、職場の人間関係トラブルを題材にマンガ+解説で噛み砕く入門書。戦わず勝つ/勝てる条件を整える/相手と自分を見極める――が、交渉・上司部下・組織戦にそのまま効く。忙しい人でも一気読みでき、名言の“使いどころ”が掴めて、明日からの立ち回りが変わる。

【どんな本?】
中国古典『孫子』の名句を、現代の職場(上司・同僚・部下・取引先)で起きがちな揉め事に当てはめ、マンガで展開→解説で意味と意図を補う構成。原典は抽象度が高いけれど、本書は「状況判断の型」として落とし込み、読みながら自分のケースに置き換えやすい。

【刺さるポイント】
勝つために戦うのではなく、そもそも負けない位置取りを先に作る発想。情報を取りに行く/味方を増やす/戦う土俵を選ぶなど、感情より設計が中心なので実務に乗せやすい。「彼を知り己を知れば…」が、自己分析と相手分析の“両輪”として効いてくる。

【活かし方】
①争点を一つに絞る ②勝てる条件(情報・味方・時間・手札)を揃える ③引き際(撤退条件)を決める——の3ステップで読むと、名言が“行動チェックリスト”になる。会議前に該当ページを見返すだけでも効果が出る。

【注意点】
マンガ化ゆえに解釈は一つの読み筋。刺さった章は原典や他の入門書で補強すると、応用範囲が広がる。

【こんな人に】
人間関係に疲れやすい人、交渉やマネジメントの入門を探す人、古典をビジネスに転用したい人に。