ビジネスモデル全史
- 著者:三谷宏治
- 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 出版日:2014/09/18
- ISBN:9784799315637
書評
メディチ家から現代スタートアップまで、約70の革新を“儲けの仕組み”で貫くビジネスモデルの通史。成功の型と崩れる瞬間がストーリーで見え、アイデア出しより先に「時代×勝ち筋」の地図が手に入る。
【どんな本?】
メディチ家の金融・決済から、三井越後屋、フォード、ジレット、ゼロックス、そしてIT以降の巨人やスタートアップまで。ビジネスモデル革新を「なぜ生まれ、どう強みになり、いつ陳腐化するのか」という視点で一気に辿る“物語の百科事典”。人物・企業の背景も含めて、歴史を通して仕組みが理解できる。
【刺さるポイント】
この本が効くのは、流行のフレームより先に「環境が変わると、儲け方の前提がひっくり返る」ことを体感できる点。勝ち筋は永遠ではなく、①技術②流通③規制④顧客行動のどれかが動くと、強みが弱点に転じる。だから“新規事業の発想”も、奇抜さより「過去に何が転換点だったか」を掴む方が強い、と腹落ちする。
【活かし方】
気になったモデルを3つ選び、「当時の制約は何だった?/誰の不満をどう解消した?/今なら何が最大の制約?」をメモすると、自分の企画に変換しやすい。歴史を“ネタ”ではなく“レンズ”に変える読み方がおすすめ。
