カウンセリング辞典

- 著者:國分康孝
- 出版社:誠信書房
- 出版日:1990/06/25
- ISBN:9784414305104
書評
カウンセリングの基本概念を網羅した“引ける”定番辞典。理論・技法・倫理・職域の重要語を、実例を交えて平易に解説するので、学習の穴埋めにも現場の言葉合わせにも効く。臨床家はもちろん、教師・看護・管理職など対人支援に携わる人の座右にぜひ置きたい。
【どんな本?】
カウンセリングに必要な基本概念を収録した、日本で早くから読み継がれてきた辞典。主要用語を「定義だけ」で終わらせず、臨床経験豊かな執筆陣が実例を交えて解説し、現場での使いどころまで見える形にしている。ページ数も厚めで、困ったときに“引く本”として心強い。
【刺さるポイント】
学派や領域をまたぐ概念が多いほど、理解は断片化しがち。本書は“迷ったら戻れる参照点”として、言葉の揺れを整えてくれる。専門カウンセラーだけでなく、教師・看護・管理者・保護司・弁護士など対人支援に関わる人が同じ言葉で話すための土台になる、という設計思想がはっきりしている。
【読みどころ】
用語を引くたびに、背景となる考え方や現場の場面がセットで浮かぶので、知識が“定着”しやすい。研修で飛び交うカタカナ語や学派名を、手元で即座に交通整理できるのが地味に効く。
【使いどころ】
困った用語を引いたら、関連語を2つたどって読み、最後に自分のケースに一行で当てはめる——この回し方が最強。面接記録や研修メモの“概念チェック”にも使えるし、サイトで心理・対人支援の記事を書くときの用語のブレ防止にも役立つ。
