新訳 人を動かす(角川文庫)
- 著者:D・カーネギー/田内志文(訳)
- 出版社:KADOKAWA
- 出版日:2016/07/22
- ISBN:9784041019634
書評
人間関係を「好かれる・伝える・変える」の原則で整理した古典。批判より共感、指摘より尊重、命令より相手の主体性——その積み重ねが信頼と協力を生む。仕事の交渉、家族や部下との会話がギクシャクする人の“基本に戻る一冊”。
【どんな本?】
人を動かすとは、相手を操作することではなく「相手が自発的に動きたくなる条件」を整えること。本書はその条件を、実話を交えた原則としてまとめたロングセラーで、対人の基本を体系立てて学べる。
【刺さるポイント】
多くの人がやりがちな“正しさで押す”“欠点を直させる”を、あえて外していくところが核心。相手の面子・重要感・感情を先に扱うと、言葉の通りやすさが変わる。議論で勝つより関係で勝つ、という逆転の発想が、営業・上司部下・夫婦まで幅広く効く。
【活かし方】
読後は「相手の良い点を1つ具体的に言う」「相手の言葉を要約して返す」「頼みごとは命令形にしない」を3点セットで試すだけで、変化が体感できる。付録(手紙/家庭の原則)まで通すと、日常実装の解像度が上がる。
