マンガでやさしくわかるU理論
- 著者:中土井僚
- 出版社:日本能率協会マネジメントセンター
- 出版日:2015-09-30
- ISBN:9784820719342
書評
U理論の要点(観察→感じる→手放す→未来から行動)を、部長に抜擢された主人公の奮闘マンガで体感できる入門書。難解な概念が“現場の問題解決手順”に変わり、会議・改革・人間関係の行き詰まりに効く。読み終えると、次に試す1アクションが自然に決まる。
『マンガでやさしくわかるU理論』は、MITのC・オットー・シャーマーが提唱した“U理論”を、物語と図解で最短理解に落とした一冊。ヘッドハントでマーケ部長になった主人公が、新商品や組織の停滞にぶつかりながら、問題の“表面”ではなく原因の深い層に降りていくプロセスを追体験できる。 
ポイントは、解決策を急がず「観察する(見て、聴く)」→「感じ取る」→「いったん手放す」→「未来から来る意図で行動する」という流れを、チームの会話と行動に具体化すること。ロジックだけでは動かない場面で、関係性・思い込み・恐れを扱う視点が入るので、改革が空回りしがちな人ほど効く。 
おすすめの読み方は、いまの課題を1つ決め、各章で“自分は何を見落としているか/何を握りしめているか”をメモすること。最後に小さな実験(会議の進め方、顧客ヒアリングのやり直し等)を1つ設計すれば、U理論が概念ではなく実務の手順になる。明日から試せる。
