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心理学者の株式投資―私はこれで大学を辞めました

心理学者の株式投資―私はこれで大学を辞めました

  • 著者:橘聰
  • 出版社:同友館
  • 出版日:2010/05/21
  • ISBN:9784496046728

書評

雑務だらけの大学教授を辞め、心理学の研究に専念するため“生活の土台”を株式投資で作った実践談。安心・堅実を掲げつつ、買い下がり・売り上がりなどの具体技法と、感情に飲まれないための心の扱い方がセットで語られる。手法より「続け方」を掴みたい人向け。

【どんな本?】
「心理学者として純粋に研究したい」という動機から、大学教授の職を手放し、株式投資で経済的基盤を作っていく体験ベースの投資本。派手な一発当てではなく、“安心・堅実”をモットーにした運用観が前提になっています。

【刺さるポイント】
投資の成否を分けるのは、情報量よりも「自分の心の取り扱い」という視点。相場の上下で焦る・怖くなる・取り返したくなる――その揺れを自覚し、ルールに戻ることを重視する語り口が、タイトル通り心理学者らしい。技術としては、買い下がり/売り上がりといった“段階的に扱う”発想が中心で、資金管理の重要性が伝わります。

【読みどころ】
章ごとに「なぜそう考えるか→どう実行するか」の距離が近く、独学で試行錯誤してきた人の手触りがある点。理屈で武装するより、淡々と継続できる型を探している人に合います。ページ数も過不足なく、短期で読み切って自分のルールメモに落とし込みやすい分量です。

【使いどころ】
読後は、①買う条件②追加購入の条件(買い下がり)③売る条件(売り上がり)④1回の上限額、をA4一枚に固定すると、この本が“実行用の手順書”になります。